こんにちは。
快腸ナビゲーター/管理栄養士
成松由佳です。
(はじめましての方へ➡プロフィール)
ファスティングや
16時間断食が
流行し
「腸を休めるために
食事を抜こう」
なんて言葉を
よく見かけるようになりました。
これ、本当なのでしょうか?
答えを先にお伝えします。
/
腸を休めるのは大事!
だけど、食事は抜かないで!!
\
胃腸が休まらない状態
=常に胃腸に食べ物がある状態
では、
胃腸が疲れてしまうため
動きが鈍くなり
老廃物を排出しにくくなる
といわれています。
胃腸の動きを回復させるために
胃腸を休めよう!
食べ物が来なければ
胃腸は休めるから
しばらく食べるのをやめよう!
↑これだけ聞くと、
理にかなっているように
思えますね。
でも、
ちょっと待って!!
食事を抜くと、
かえって胃腸の動きは
悪くなってしまうんです。
例えば、
朝食を1週間抜くと、
朝の空腹時の
胃の運動量が小さくなり
その後、1週間朝食をとっても
運動量は完全に回復しなかった
という実験結果があります。
このことから
食べないと胃は動かなくなる
といえます。
胃だけではありません。
食べる量が足りないと、
便の量も少なくなり、便秘がちに。
便秘になると
腸で悪玉菌が産生した
有害物質をなかなか排出できず、
体に吸収されて全身に巡り
肌荒れの原因にも…
十分に食事の量をとり、
便秘を予防していくためには
3食しっかりとることが
基本です。
特に、便秘解消では
朝食が大事!
栄養指導でお話していると
16時間断食
=朝食を抜く
方が多いのですが
腸を動かすためには
それは避けてほしいです。
朝食が大事な理由は
こちらのの記事に書きました。
3食とりながらでも、
夕食~次の日の朝食までの時間があれば
十分胃腸を休めることはできます。
目安としては
10~12時間程度は
空けたいところです。
例えば、
夕食19時→朝食7時
のような感じです。
とはいっても、
「仕事や家庭の都合で
そんなに空けられない!」
という方もいらっしゃるかも
しれません。
その場合は、夕食では
消化に良い食事をとるのが
おすすめです。
例えば、
・脂質が少ない食材
・油を使わない料理法
・冷たいものより温かいもの
胃腸には
しっかり動いてもらいながら
適度に休ませることが
大切です!
毎日の食事の参考になれば
幸いです。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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【参考】
・永井成美「体内時計からみた朝食の役割」臨床栄養, 136(3), 305-312 (2020)
・早川享志「美肌に関係する炭水化物の生理機能」美容皮膚医学BEAUTY, 3(3), 28-34 (2020)
・公益社団法人日本栄養士会「管理栄養士・栄養士必携-データ・資料集-」第一出版(2014)
・脇坂しおり他「摂取する水の温度と量がヒトの胃運動に及ぼす影響」日本栄養・食糧学会誌, 64(1), 19-25 (2011)
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